2020年9月30日(水)秋の花の開花リレー♪
ふわっと駐車場からウスギモクセイの香り。
キンモクセイに近い樹木で、キンモクセイより一足先に開花しました。
クリーム色の花色が特徴的ですね。
香りを楽しんだら、いよいよ園内散策の始まりです。
展示温室横のアメジストセージ、見頃です!!
紫色の萼と白い花には密集した毛がついており、
触るとふわふわした感触を楽しめますよ。
ウメモドキの園芸品種であるダイナゴン。
艶々とした赤い実をつけています。
「渓流の梅園」上流部では、ヒガンバナが最盛期を迎えました。
ここから徐々に下り坂、ご覧の際はお早めに!
バラ園裏にも、実はヒガンバナのお勧めスポットが。
白いヒガンバナが密集しています。
ぐっと近づくほどに、綺麗。
「渓流の梅園」内を歩くと、ところどころで秋の花が。
シモバシラはどこか趣のあり、秋の空気感にぴったりです。
ビランジュも開花しました。
樹皮がウロコ状に剥れ落ち、幹が赤褐色になる特徴を持つビランジュ。
実は温暖帯南部の植物で、小田原から東北部ではあまり見られない木です。
小田原市早川にあるビランジュは、自生地の東北限であるにも関わらず、
樹高20mにもなる巨木が昔から自生しており、天然記念物にも指定されています。
開花期間が短いので、お早めにご覧くださいませ!
ビランジュを抜けた池のふもとに、コガマがありました。
茶色い花穂がポイントのこの植物、人が植栽したわけではありません。
きっと種が風で運ばれて、自然の流れでここにたどり着いたのでしょう。
そして、ここ数日の間にお問合せが増えてきた「秋バラ」。
いまはまだまだ蕾だらけです。
当園の秋バラは他のバラ園さんよりも見頃が遅く
例年「10月中旬~11月中旬」が見頃です!!
※下の写真は2019年11月の様子
まもなく、秋バラのイベントのお知らせもできそうなので、
HPをこまめにチェックしていただけると嬉しいです。
爽やかな空気がとっても気持ち良い園内となりました。
小田原フラワーガーデンへ、ぜひお越しください。
2020年9月29日(火)サガリバナの様子
9月25日のフラワーだよりにて、
蕾だらけと紹介していたサガリバナの花房。
本日夜観察しましたら、開花していました!!
夜にだけ開花し、翌朝には散る。
なんとも不思議で、繊細で、美しいお花ですね。
2020年9月25日(金)サガリバナ開花!!
なんと本日っ!!「サガリバナ」が開花しました~~!!
例年ですと6月、7月に開花する夏の花なのに、
9月の終わりに咲いてくれました…!!
サガリバナは、植物好きなら一度は聞いたことがあるかもしれません。
夏夜にぱぁっと白いおしべが開花しますが、花はその翌朝、すぐに落ちてしまいます。
湿地を好む植物で、川の水面に散った白いおしべが水面に浮かぶ姿はとても幻想的。
自生している沖縄ではサガリバナの早朝観賞ツアーもあるほどです。
花房にはいくつもの花がついており、1日ごと、上から徐々に開花してゆきます。
今回開花を確認した花房は下の方の花なので、だいぶ花は終わりかけです。
当園のサガリバナは16時すぎから開花するため、
17時閉園の当園でお客様が鑑賞するのは難しいです。
ですので、落ちた花を拾って飾ることにしました。
水に浮かぶ花。
よーく探してみると、
もうひとつ、蕾だらけの花房を確認したので、
今後も様子を見守ってまいります!!
2020年9月18日(金)ヒガンバナが咲き始めました!
渓流の梅園・上流部では「ヒガンバナ」が咲き始めました。
ちょうど彼岸の頃に一斉開花する、凛とした赤い花。
花後に葉っぱがでるのも特徴的です。
白色のヒガンバナも咲きはじめました。
まもなく見頃を迎えます。連休中にご来園のお客様は、ぜひお立ち寄りください。
渓流中流部ではシモバシラの花が咲いています。
冬に地上部の茎が枯れたころできる氷の柱で有名な植物です。
『氷の柱の様子はこちら』をご覧ください。
渓流下部の池ではスイレンが。
6月~10月頃まで長期間開花する、可憐な水辺のお花です。
梅園のところどころで見かける、
紫色の実をつけた植物は、コムラサキです。
梅園を離れ、展示温室横ではアメジストセージが開花しております。
咲き始めも綺麗ですが、もっとキレイな見頃はもう1~2週先でしょうか…。
ふわふわとした質感が可愛らしいお花です。
展示温室内でもいろいろなお花が見られますよ!
プルメリアや、
熱帯スイレン
ハナキリンなど
ちょっと地味だけれど、
秋への移ろいに丁度心地よい「奥ゆかしさ」をもつ初秋の植物を、
小田原フラワーガーデンにてお楽しみください。
□フラワーショップPICCOLOでは『仏花販売中!』なくなり次第終了です。
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みつばちフェア開催中です♪
小田原フラワーガーデンでは、
みつばちを用いた環境教育プログラム「はち育®」事業の一環で、
セイヨウミツバチを飼育しています。
みつばちの行動範囲は半径約2~3kmであり、その範囲の中に咲いている花から蜜を集めます。
季節によって花が移り変わると、はちみつの色や味も変化します。
また、地域の植生によって味が異なるため、
「味覚」を通じて地域のみどりをより身近に実感できます。
そして、1匹のみつばちが一生のうちに集められる蜜は、
たった「ティースプーン1杯弱」ほど。
はちみつは、贅沢で貴重なみつばちからの恩恵なのです。
そんな、園内周囲で採れたはちみつを使った
当園オリジナル商品がいま!勢ぞろいしていますよ~!!
管理棟1階お土産コーナーの「みつばちフェア」です♪
数量限定・大人気の「はちみつ瓶」をはじめ、様々なお土産をご用意しております!
(小:550円 大:1600円 ボトルタイプ:3500円)
リピーターも多い「はちみつドロップス」(400円)
素朴な味わいがクセになる「はちみつラスク」(450円)
オリジナルロゴが刻印されたお煎餅「みつばちからの贈り物」(650円)
ティータイムにおすすめな「はちみつとクルミのケーキ」(700円)など♪
また、当園直営のカフェハイビスカス(土日祝Open L.O.15:30)でも、メニューを展開しております!!
あったかいパンケーキにはちみつをかけた「はちみつパンケーキ」(500円)
バニラジェラートにはちみつをかけた「はちみつがけジェラート」(450円)
園内周囲で採れたハチミツを使ったお土産やスイーツは、
もちろん当園ならではの超おススメグルメです!!
贅沢で貴重な自然のめぐみを、ぜひご堪能下さい♪
※価格はすべて税込です。
※2020年9月現在の内容です。
□園内でみつばちを飼育しています!『はち育について』
□旬な話題をいち早くお届け!『小田原フラワーガーデン公式Facebook』いいね!をお待ちしています!
2020年9月10日(木)「虫」と「平安時代の人物」の名前?
夏の花の盛りと、秋の花の咲き始めを同時にご覧いただける9月。
空気もいつのまにか涼しくなって、
季節の移り変わりを肌で感じることができます。
正門入ってすぐ横で出迎えるのは、こちら。
ジンジャーリリーは調度夏と秋の境目に開花する花です。
ショウガ科の植物で、ユリに劣らない甘い香りがします。
駐車場から園路に向かう先にある、サルスベリの花。
ふわふわとした花びらが可愛らしいですね。
サルスベリの近くの植栽マスには、ナツメの実。
日本ではあまり食べられていませんが、中国料理では干した実が使われています。
見た目が可愛らしく、リンゴのような食感の実です。
園内の植物は皆のものなので、食べるのはご遠慮くださいませ。
展示温室前のタイタンビカスは、ハイビスカスと同じアオイ科フヨウ属の植物です。
アメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種で、
大人の手のひらをいっぱいに広げたくらいの、大きな花を咲かせます。
展示温室横のアメジストセージはゆっくり開花が進んでいます。
例年の見頃は10月頃。ふわふわした花はドライフラワーとしても利用できます。
ふと目をやると、セージの隣にはホトトギスが。
いえいえ、鳥ではなく植物ですよ。
19種が確認されているホトトギス属の内、10種は日本固有種。
日本の皆様にはぜひ知っていただきたい花のひとつです。
花の斑点が、ホトトギス(鳥)の腹の斑点と似ていることから
この名がつけられたといわれています。
梅園へ進むとコムラサキの実がついていました。
「あぁ、秋だ」と感じる紫の色鮮やかな実。
コムラサキは実がいっぱいつくので、庭木に人気です。
似た植物にムラサキシキブがありますが、
後者は前者よりも樹高が高く、実もまばらについていて、
自然の味わいを感じられます。
名前の由来は、昔ムラサキシキミ(紫重実)と呼ばれており、
その名が平安時代の人物・紫式部を連想させたことからといわれています。
植物と虫、植物と歴史人物のように、
名前が一致している同名異種はほかにもあるんですよ。
サワラ(植物・魚)
カマキリ(昆虫・魚)
ヤマトシジミ(昆虫・貝)などなど。
もっといっぱいあるので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
その他にも園内では、
水面に浮かぶ、可憐なスイレン
色も形も様々な高性ジニア
真っ赤なリコリス。品種名はヤンクミです。
矢じりのような葉の形が印象的な、ヤノネボンテンカなど開花しています。
そういえば、梅園渓流付近では、
スタッフ手作りの水車小屋が登場しました!!
くるくるまわる水車が止まったり、回ったり。
とっても可愛らしいので、こちらも見にいらして下さいね(*^^*)
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