公園だより

公園スタッフから、⽇々のできごとやお花の情報などを発信しています。

公園の木と花㊶:クロガネモチ

クロガネモチの赤い実がなっています。

クロガネモチはモチノキ科の常緑樹です。
冬でもみずみずしい葉姿を保つので、
赤い実とのコントラストがとても美しく映えます。

クロガネモチは、その名に「カネモチ=金持ち」
という言葉が含まれることから、縁起の良い木、
特に金運アップの庭木として親しまれてきました。

枝葉が密に繁るので、防風・防火のために
植栽されていることも多いようです。

公園では少し目立たない所にありますが、
根元の大きな樹名札が目印です。

さて、今回が年内最後の投稿となります。
最後に今年1年お世話になった皆さまのご多幸を祈念し、
縁起の良い木を取り上げてみました。

相模大野中央公園をご利用いただいた皆さま、
1年間、どうもありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えください。

公園の木と花㊵:センリョウ

以前、こちらの公園だよりで取り上げたマンリョウに続き、
センリョウの木を公園内で見つけました。

今回調べてみたところ、同じように小判に例えられた植物は、
ヒャクリョウ(百両)、ジュウリョウ(十両)、イチリョウ(一両)、
そしてなんと、オクリョウ(億両)まであるそうです。

いずれも赤い実をつけ、縁起が良いとされていますが、
その基準となり、真っ先に名付けられたのが、
このセンリョウです。

センリョウとマンリョウの見分け方は、
センリョウの実は、葉より高い位置に付く、
というところです。

どちらの実も、ぱっと目を引く鮮やかさですね。

さあ、公園の中には、ヒャクリョウやジュウリョウが
あるのでしょうか。
皆さんも一緒に探してみてください。

公園にいる生き物③:ヤモリ

公園のポンプ制御盤の扉を開けたら、
はずみでぼとっと下に何か落ちました。

何だろうとよく見てみたら、ヤモリでした。

ヤモリは獲物を目当てに灯りの近くに姿を現すことが多く、
昔の民家などではよく見かける生きものでした。

人間に気づくと、驚いて壁のすき間などに
さっと隠れてしまいますが、この時は
落ち葉の上でじっとしていたので、
写真を撮ることができました。

ヤモリの足裏は複雑な構造をしていて、
吸着力にとても優れています。
しかもヤモリはこの吸着力を自在に操ることが出来、
その能力を発揮し、壁や天井にもピタリと張り付くことが
できるのですね。

小さなからだに特別な能力を持つ、実はすごい生きもの、
ヤモリのご紹介でした。

公園の木と花㊴:ツワブキ

ツワブキの花が咲いています。

ツワブキはキク科に属する常緑の多年草で、
冬の寒々しい公園に彩を与えてくれる
貴重な植物です。

主に茎の部分が食用にもなることで
よく知られていますね。

のどの痛みや切り傷などに効果があるとして、
民間薬としても古くから用いられてきたそうです。

そんなツワブキの花言葉は、「困難に負けない」。
ずっと覚えておきたいような素敵な花言葉です。

公園の木と花㊳:マンリョウ

公園の園路沿いを歩いていると
鮮やかな赤い色の実が目に入りました。

マンリョウの実です。

マンリョウは、姿が似ていて同じように
冬に赤い実をつけるセンリョウに比べて、
大きく赤い実をたくさんつけることから、
その名が付いたそうです。

昔から縁起の良い木として、
正月飾りなどに使われてきました。

マンリョウの実は葉の下に隠れるように付くので、
気付かずに通り過ぎてしまうことも多いのですが、
このように赤くつやつやとした実が現れると
なんだか宝物を見つけたような気持ちになりますね。

皆さんも是非、マンリョウの木がどこにあるか
探してみてください。