公園だより

公園スタッフから、⽇々のできごとやお花の情報などを発信しています。

公園の木と花㉕:ナンテン

ナンテンの花が咲いています。

ナンテンは「難を転ずる」ということで、
古くから縁起の良い木として
大事にされてきました。

花は離れたところから見ると円錐状で、
ひとつひとつの花は直径1cm足らずと、
とても小さいです。

冬には赤く丸い実を多くつけ、
野鳥が好んで食べます。

相模大野中央公園では、四季の道の
園路沿いでその姿を見ることができます。

オオシマザクラの実

春には花見に訪れた人の目を
楽しませてくれたオオシマザクラに、
実がたくさんなっています。

この赤い色が、熟すにつれて
次第に黒っぽく変化していきます。

つやつやとして、一見おいしそうにも
見えますが、渋みや苦みがあり、
食用には適さないのでご注意ください。

むしろなじみ深いのはこちらでは
ないでしょうか。

桜餅を包むのに使われるのが、
このオオシマザクラの若葉です。

このことから「モチザクラ」とも
呼ばれるそうです。

その他、木材としても重宝される桜の木。

日々の暮らしの中で大活躍ですね。

アジサイだより

アジサイの花が咲きはじめました。

まだ数は多くありませんが、
園内のアジサイの様子をお届けします。

これから花の数が増えていく様子を、
こちらの欄からまたお知らせしますね。

公園にいる虫⑥:ナミアゲハ

ナミアゲハです。

ナミは漢字の並。

最も一般的な蝶=並の蝶=ナミアゲハ
ということのようです。

蝶はひらひらと飛んでいってしまうので、
写真に収めにくいのですが、
この時は木の枝に少しの間
とまってくれました。

観察させてくれて、ありがとう。

公園の木と花㉔:イロハモミジ

突然ですがクイズです。

さて、これは何の実でしょう。

正解はイロハモミジです。

モミジやカエデの仲間は、
花の季節が終わると、
翼果(よくか)と呼ばれる翼状の果実を
たくさんつけます。

この形、プロペラのようですよね。

これは、少しでも滞空時間を長くして、
遠くまで種を飛ばすためです。

離れたところから見ると、
このプロペラがピンク色の
花のようにも見えます。

モミジと言えば秋の紅葉ですが、
初夏のこの季節の様子も
是非観察してみてください。