公園だより

公園スタッフから、⽇々のできごとやお花の情報などを発信しています。

公園にいる虫⑧:ホタルガ

前回の投稿に続き、蛾(ガ)の紹介です。

こちらは、四季の道で見かけたホタルガです。

ホタルガは、全体が黒く、
頭部だけ赤いところが
蛍(ホタル)に似ているというので、
その名が付きました。

蛍は刺激を与えると、嫌な臭いを出して、
外敵から身を守ります。

ホタルガは姿かたちを蛍に似せることで、
敵に襲われないようにしているのですね。

このように、他の生きものの姿に
似せることを擬態と言います。

自然界の興味深い現象のひとつです。

公園にいる虫⑦:カノコガ

ぱっと見は蝶のようにも見えますが、
こちらはカノコガという蛾(ガ)の仲間です。

カノコは「鹿の子」模様から来ています。

翅(はね)に触れると、
まるで判子で押したように鱗粉がつくところから
「ハンコチョウ」とも呼ばれるそうです。

一方では「蝶」扱いされていたり、
面白いですね。

公園の木と花㉘:ムクゲ

ムクゲの花が咲いています。

ムクゲの花は、同じアオイ科の
ハイビスカスの花に良く似ています。

夏の到来を感じさせる花ですね。

ムクゲは朝に開花し、
夕方にはしぼんでしまう一日花です。

そのことから、
「槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)」
という例えに使われたりもします。

※槿花…ムクゲの花のこと

公園では、西側の外務省研修所沿いの
通りで見ることができます。

ヤブミョウガの花

ヤブミョウガの花が咲いています。

ヤブミョウガは日陰にひっそりと
佇む様子から、その花言葉も

「謙譲の美徳」
「報われない努力」

といった慎ましやかなものが多く、
白い清楚な花の様子を
よく表しているように思います。

公園の東側の入口付近に群生していますので、
お近くに寄られた際には、のぞいてみてください。

公園の木と花㉗:ネジバナ

ネジバナの花です。

ネジバナはラン科の多年草で、
その名のとおり、らせん状に
下の方から花を咲かせます。

巻き方は、右巻きも左巻きもあるようで、
近くで観察してみても面白いですね。

公園でもいろいろなところで
見ることができますので、
是非探してみてください。