公園だより

公園スタッフから、⽇々のできごとやお花の情報などを発信しています。

道保川いきもの通信🐛その11

こんにちは、道保川公園です!
今回はチョウの幼虫をご紹介します。

アゲハの幼虫

下の写真はイヌザンショウの木を撮ったものです。
さて、チョウの幼虫は何匹写っているでしょうか?

答えは2匹? いえ3匹です。
右と左に伸びた枝にそれぞれ1匹づつ、緑色の幼虫を見つけられると思います。
3匹目は・・・
左下の葉っぱの上の黒いもの、これも同じアゲハ(ナミアゲハ)の幼虫なのです。

アゲハの幼虫は、卵から孵化した一齢幼虫から四齢幼虫までは、全体的に黒くて所々に白色が混ざる体色をしています。これは鳥の糞に擬態して身を守っていると考えられています。

サナギになる前の5齢幼虫は緑色のイモムシです。上の写真は5齢幼虫になった直後のようで、脱皮殻が横に残っています。

アゲハの幼虫の食草はミカン科の植物で、イヌザンショウもミカン科です。写真にも写っていますが鋭いトゲがたくさんあるので、アゲハの幼虫を観察するときは気をつけてください。